30代で新人なんて、引け目を感じてしまう…
周りは若い子ばかり…
こんなお悩みにお答えしていきます。
30代で新人看護師は辛い？
看護師として30代でキャリアをスタートすると、若手の新人看護師とは異なる悩みや辛さを感じることがあります。
体力的な負担に加え、「同期がいない」「年齢に見合う働き方を求められる」といったプレッシャーを感じる人も少なくありません。
今回は、心と体の負担を軽くするために試したい6つの方法を紹介します。無理をせず、自分らしく看護師人生を歩むためのヒントとして参考にしてみてくださいね。
30代の新人看護師が辛いと感じる理由
30代から看護師として働く人が感じやすい主な悩みには、以下のようなものがあります。
1. 学び直しのプレッシャー
• 看護技術や知識を一から学び直す必要があり、ついていけないと感じることがある
• 若手と比べて覚えが遅いと思い、自信を失う
2. 同期が少ない孤独感
• 同じ年代の同期が少なく、職場で孤独を感じる
• 周囲との年齢差を気にして、相談や質問がしにくい
3. 年齢による体力の衰え
• 夜勤や長時間の立ち仕事で、20代の頃より疲れやすいと感じる
• 体力が追いつかず、仕事に支障をきたすことがある
4. 年齢に見合う働きぶりを求められる
• 年齢が高い分、即戦力として期待され、ミスが許されない雰囲気がある
• 周囲からの視線やプレッシャーで、精神的に追い詰められる
特に患者・家族からはベテラン看護師として見られますよね。
5. プライベートとの両立が難しい
• 家庭や子育てとの両立に悩む人も多い
• 自分の時間が取れず、ストレスが溜まる
辛い時に試したい6つの方法
30代の新人看護師が辛い状況を乗り越えるために、以下の方法を試してみてください。
1. 小さな目標を立てる
• 一日一つの達成目標を決める
「今日の業務で患者さんと一つでも良い会話をする」「先輩に一度質問をしてみる」といった小さな目標を立てると、日々の成長を感じやすくなります。
• 長期的な目標を意識する
「半年後には基本的な技術を習得する」「1年後には患者さんを一人で担当できる」といった中長期の目標も設定しましょう。
2. 悩みを周囲に相談する
• 先輩や同僚に遠慮せず質問する
質問することで、「学ぶ姿勢がある」と評価される場合が多いです。失敗を恐れず、素直に相談することが成長への近道です。
• 専門家に相談する
精神的な負担を辛く感じた時は、迷わず専門機関や職場の相談窓口に相談しましょう。
3. 体力を維持するための習慣を作る
• 適度な運動を取り入れる
無理な運動ではなく、軽いストレッチから始めてみましょう。継続は力なりです。私も腰痛がひどくなり、毎日ストレッチをしてから夜勤をしていました。
• 栄養バランスの取れた食事を心がける
忙しくても食事の時間を確保し、エネルギーをしっかり補給することが重要です。
↓詳しい「食事バランスガイド」に関しては農林水産省が公表していますので参考にしてみてくださいね。
この「食事バランスガイド」は、健康な方々の健康づくりを目的に作られたものです。糖尿病、高血圧などで医師または管理栄養士から食事指導を受けている方は、その指導に従ってください。
4. 自分のペースを大切にする
• 他人と比べない
同期や若手と自分を比較せず、自分のペースで成長することを意識します。30代で看護師を目指した理由や目標を思い出し、自分の進むべき道に集中しましょう。
• マイペースで進められるタスク管理を行う
一度に多くのことをこなそうとせず、優先順位をつけてタスクを処理します。「これだけは終わらせる」という最低限の目標を決めると負担が軽くなります。
5. リフレッシュの時間を意識的に取る
• 趣味や好きなことを楽しむ
短時間でも、自分の好きなことに集中する時間を作ることで、リフレッシュ効果が期待できます。音楽を聴いたり、読書をしたりするのもおすすめです。
• オンオフの切り替えを意識する
仕事が終わったら職場のことを考えすぎないようにする習慣をつけましょう。休日には完全に仕事から離れることで、心身ともにリフレッシュできます。
6. 仲間を見つける
• 同じ境遇の人と交流する
同じ30代で看護師を始めた人や、他職場の看護師と情報交換をすることで、悩みを共有できる安心感が得られます。
• 看護師向けのコミュニティに参加する
SNSや勉強会を活用して、看護師のネットワークを広げるのも良い方法です。他人の経験やアドバイスが、自分の成長につながることもあります。
辛さを感じたら無理をしない勇気も大切
30代で新人看護師として働く中で辛さを感じることは珍しくありません。
しかし、それは挑戦している証拠でもあります。自分を責めるのではなく、今回ご紹介した方法を試しながら心身を整えることが大切です。
また、限界を感じた場合は、無理をせず職場環境を変えることも一つの選択肢です。
看護師としての道はまだ始まったばかり。自分のペースで成長し、一歩ずつ進んでいきましょう。あなたが目指す看護師としての未来を応援しています。
